父親の認知症

2017/11/16

2,3年ほど前から父親が認知症になり、

主に父と同居している母親がメインで

介護してくれていましたが、

ある日突如、40度近くまで発熱し急遽入院。

結局原因が分からず退院となりましたが、退院後、

すぐにまた発熱……。

 

その後また入院となりましたが、

またもや原因がはっきりせず。

 

その頃には父の認知症が急速に進行してしまったあとで、

唾液を飲み込むことすら困難な状態。

(父は認知症とともにパーキンソン病も発症しています)

今は点滴をしながらの入院生活を送っています。

 

振り返るとこれまでに色んなことがありました。

 

そしてそれら体験の多く、父親は僕たちに色んなことを

教えてくれました。

 

今日はその中のいくつかを紹介したいと思います。

 

1. 何か出来るから価値があるんじゃなくて、

「生きていてくれる」だけで価値がある。


入院する前の父親は日々どんどん

出来ることがなくなっていきました。

これが僕たち家族が

なかなか受け入れられないことの一つでした。

でもある時、父が今この瞬間も生きていてくれるだけで、

安心している自分に気付きました。家族皆そうです。

このような状況にならなければ気が付かないというのは

自分でも本当に情けない話だなと思いますが、父が

教えてくれた大切なことだと思っています。

 

 

2. 過去を見て原因を探っても現実は何も変わらない。


母親はある日を境に、ようやく少しづつ父の現実を

受け入れられるようになっていきました。

でもまだ未だに受け入れられていない部分もあって、

そんな時はすぐに過去に遡って、

あの時のこれがあかんかったのでは?

あの時もっとああしてれば、と言ってます。

でも……そんなんいくら言っても考えても

現実は変わらへん。

大事なのはこれから、今からどうやっていくか、

今できることをやる、なのです。

 

母がその思考に至ってからは小さなことですが、

母に取って最も苦手な、変えること、

チャレンジすること、

試してみること、とにかく何か動いてこれからを

変えようと、

そういう前向きな姿勢が出せるようになりました。

一番の驚きは、高齢にも関わらず母親の性格が、

行動が、少しづつ変わってきたことです